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会報「乾坤(137号 2017.03.31発行)とびら

広報部会の お勧め4篇 (文中 敬称略)

01新年賀詞交歓会盛大に挙行!
今年度から新企画の「新春トーク」が行われ森参治氏(28回理)、高垣直澄氏(文理18回)、五十嵐京子氏(人文3回)が演壇に立った。

(前略)しばし各テーブルでお酒や料理をつまみながら懇談が和やかに進んだ。ややあって司会者から有志によるスピーチの案内があり、まず永井和雄氏(27回文乙)が壇上に立ち、近況と学士会館で囲碁仲間と碁を無料で打っているとのこと(碁会所などは有料)。相変わらずお元気なご様子。次に若手の小野達也氏(理27回)が自己紹介し趣味の将棋について話された。同好の士がおられたらお手合わせしたいとのこと。(後略)
          29回文乙(昭和24年修)新田孝二

新年賀詞交歓会に参加して
         理学部27回(平成9年卒)小野達也
(前略)2次会は山形ラーメンがおすすめの「ととこ」で行われた。座る隙間もないほどの満席で、たぶん20人はいたのではないかと思う。初孫で乾杯したあと、話は海外赴任時における国際交流の在り方について議論となった。自分はまだ経験がないのでチャンスがあったら一人で海外赴任してみたくなりました。
 人生経験が豊富な先輩方のトークが聞けて非常に楽しく有意義な時間を過ごすことができました。最後に、準備にあたられた役員の皆様、いつもありがとうございます。

02第12回山形大学OB・OGセミナー
山形大学東京サテライトと山形大学校友会が共催
3月4日(土)各学部同窓会、大学関係総勢100名以上が参加、その内40名近くが我が東京ふすま会で実力を見せつけた。
講演は中島宏先生の「憲法改正問題について知っておきたいこと」と古川英光先生の「3Dプリンターで未来の暮らしはどう変わる?」
両先生とも時宜を得た演題と内容で大変勉強になりました。
            人文学部准教授 中島宏先生
(前略)憲法改正や9条解釈の是非を、最終的に判断するのは日本国民一人一人です。その判断はなかなか難しくて面倒なことかもしれません。しかし、「楽な道」に逃げない方が善いでしょう。それが主権者国民の責任ではないでしょうか。ご興味のある方には、内山奈月・南野 森しげる『憲法主義』(PHP 研究所)と阿川尚之『憲法改正とは何か』(新潮選書)をお勧め致します。ありがとうございました。

OB・OGセミナーに参加して
(1)人文1回(昭和46年卒)宮崎正義
 3月4日に開催された山形大学OB・OGセミナー参加してきました。今回は、当日予定があったのですが、頂いたご案内に記載された講演のお題目に惹かれて参加しました。「憲法改正について知っておきたいこと」(中島 宏先生)と「3Dプリンターで未来の暮らしはどう変わる?」(古川英光先生)の二つのご講演は、時事問題と最先端技術と、まさに時宜を得たもので期待以上の内容でした。
(2)人文9回(昭和54年卒)寺崎 誠
 (前略)殊に中島先生の憲法改正問題についてのお話は、日頃関心を抱いている問題であり、また学生時代に「主に法律を学んだ者」として興味深く拝聴した。

(中略)
さて中島先生のご講演であるが、強すぎる参院の是正、衆議院解散権の明文化の2点を憲法改正の論点として例示されたが、成程与野党の議論にのみ目を奪われるのではなく、専門家を交えた地道な議論こそ大事だなと考えさせられた。(後略)
03
乾坤あーかいぶす
80年記念祭歌「ふすまの花」を作詞いて
22回文乙(昭和18年卒)熊谷 眞
 第14回は熊谷 眞氏の「寄稿」文です。(第
88号平成12年12月1日発行より転載)旧制麻布中学時代に国語の先生の影響を受け、短歌に熱中。短歌でも名を成した齋藤茂吉の故郷が山形であり、その高弟結城哀草果が短歌会の指導をしていたことなどが山高受験の動機とのこと。入学後の短歌会でのエピソードや卒業後に80年記念祭歌の作詞に応募し作詞賞受賞。それらの経緯を綴った一篇です。(平成27年逝去 享年92歳)

04寄稿3題
(1)皆様のご家庭に献ず
29回理(昭和24年修)矢作榮一
各家庭体なる国家の一細胞
 個人はそれを作る構成素子健全な細胞健全な身体作り、そを維持す。

お互いに相手を大事にする心
  それが子等にも幸を齎す

子等の幸基は夫婦の仲に在り
  夫を持するには時に修行も

(12篇頂きました)

(2)懐かしの模擬裁判
人文14回(昭和59年卒)堀川 真
大学には昭和55年、人文学部法学科に入学しました。この年は現在の大学入試センター試験の前身である「共通一次試験」の2年目であり、人文学部に法学科が設置された年で、私達が1期生となりました。そういう環境であったため、入学時既に8回開催されていた模擬裁判を、自分たちの手で継続し開催していくことは自然の流れでも
ありました。模擬裁判とは、法律を勉強している学生が身近な話題を裁判劇にして公演することで、一般の皆さんに法律や裁判の理解を深めてもらうと共に、法律を知らなくても楽しんでもらおうと行っているものです。(後略)

(3)山大よもやま
人文34回(平成16年卒)講談師 宝井琴柑
                本名 綿貫 麦
(前略)山大以外の同窓会にも仕事で伺うことがある。明治大学。早稲田大学。明治学院大学。私立高校に、企業のOBOG会。
 どちらの同窓会でも、締めくくりは大抵、懐かしの校歌斉唱。一同が肩を組んだ輪に私も入れて頂き、明治大学の応援歌・紫紺の歌も、早稲田の校歌「ワセダ〜ワセダ〜」も口パクで参加した。司会者には「残念ながら琴柑さんはうちの学校の出身ではありませんが、国立山形大学人文学部出身の才媛です」と紹介される。
 普段は本人の力量だけがものを言い、学歴・経歴を問われることのない芸事の世界だが、同窓会という場には、山大OGとして胸を張ってのぞんでいる。